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なんとか殺意を押さえ込み、翔は朝食を作り始める。
「ほらよ。」
コーヒー(ミルク多め)を澄鏡也の前に置くと愛用の椅子に座りフレンチトーストを食べ始める。
「お~Thank you!」
隣に置かれた角砂糖を三つ程入れにこやかに飲みほす。
「相変わらず甘党だな。早死にするぞ。」
既に朝食を食べ終え、食器洗浄器に入れながら翔が呟く。
「ん~なんか言ったか?」
翔にカップを渡しつつ澄鏡也はにこやかに問う…って常に笑ってね?
「人生笑ってないと損だよ?」
「…誰に言ってんだ?」
「………無言。」
「言ってんじゃねぇか。それよりそろそろ学校に行こうぜ遅刻しちまう。」
「んぬぅあに!遅刻したらお前のせいだからな!」
「ビシッと指指してるとこ悪いんだけど置いてくぞ?」
ノブに手かけながら翔が言う。
「ぬぅ!そこはツッコムところだろ!」
「あぁ?」
瞳をうるうるさせながら詰め寄る澄鏡也に翔のブリザードアイが炸裂した!
「おら!行くぞ!」
「しくしくしく。」
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