第ニ片 日常

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なんとか殺意を押さえ込み、翔は朝食を作り始める。 「ほらよ。」 コーヒー(ミルク多め)を澄鏡也の前に置くと愛用の椅子に座りフレンチトーストを食べ始める。 「お~Thank you!」 隣に置かれた角砂糖を三つ程入れにこやかに飲みほす。 「相変わらず甘党だな。早死にするぞ。」 既に朝食を食べ終え、食器洗浄器に入れながら翔が呟く。 「ん~なんか言ったか?」 翔にカップを渡しつつ澄鏡也はにこやかに問う…って常に笑ってね? 「人生笑ってないと損だよ?」 「…誰に言ってんだ?」 「………無言。」 「言ってんじゃねぇか。それよりそろそろ学校に行こうぜ遅刻しちまう。」 「んぬぅあに!遅刻したらお前のせいだからな!」 「ビシッと指指してるとこ悪いんだけど置いてくぞ?」 ノブに手かけながら翔が言う。 「ぬぅ!そこはツッコムところだろ!」 「あぁ?」 瞳をうるうるさせながら詰め寄る澄鏡也に翔のブリザードアイが炸裂した! 「おら!行くぞ!」 「しくしくしく。」 .
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