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次の日の朝何もなかったかのように
『おはよう!!』 母が言った…。
けど、あきらかに義父の顔色をうかがってる…。
小学校一年の僕にもわかった…。
だもの、兄にはそれが相当ショックだったんだ…。
兄は目に見えて悪くなっていった。外見も、あきらかに友達もかわった…
母には結局この男しか居ないと、裏切られたと思ったんだろう…。
それからは兄と義父のケンカが絶えなくなる。
そして義父は
『お前の育て方が悪い』
と母を怒鳴る…
近所の人が止める …
兄がそれで出て行く…の繰り返し…
僕は小学校二年になる頃には学校が嫌でたまらなかった。母がこの時間に殺されちゃうかもしれない、兄が義父を殺してしまうかもしれない…
そう考えたら、皆とピアニカなんてしてる場合じゃなかったし、心は小学校二年生じゃなくなってた…
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