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「「「お誕生日おめでとーっ」」」
みんなが一斉に声を出すと同時にクラッカーが鳴った。
今日は亜紀の18回目の誕生日。
「みんな…わざわざありがとう」
この根暗に見えるのが亜紀。家柄が裕福だからなのか今日の誕生日会にも20名以上の友達が参加している。
「おいおい!俺達、親友だろ?祝うことなんて当然だろ」
亜紀の肩を叩きながらスプライが言った。
「あっ!俺達でプレゼント用意したんだ。みんなで少しずつ出し合って買ったんだ」
ふるたくが亜紀にプレゼントを渡しながら言った。
「ありがとう」
「開けてみな?」
スプライが言う前に亜紀は既に袋をビリビリに破いていた。
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