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「「「お疲れ様でしたー!!」」」
今日の部活はこれで終わりだ。
飛鳥「麻美!!
今日はどうする?」
麻美「……行きますか?」
飛鳥「行きますか!」
麻美「行きましょう!」
手早く片付けと着替えを済ませ学校を後にする。
そして意気揚々と向かった先は……
「「ん~!!美味しい~♪♪」」
飛鳥「部活の後のケーキはたまりませんなぁ~♪」
行きつけのケーキ屋だった。
麻美「と言っても、あんたは食べ過ぎ」
飛鳥「ふぇ?ふぉうふぁふぁ?」
麻美「行儀も悪すぎ……」
飛鳥「んっ、やっぱり三つは食べないと♪」
麻美「私もケーキは好きだけど、運動直後に三つは無理だね」
そう言ってコーヒーを一口飲む。
ここはコーヒーもなかなかのものなのだ。
インスタントぐらいしか知らない舌の持ち主には、お店のコーヒーは特に新鮮だという理由もあるが。
麻美「飛鳥、今日も走り込みするの?」
丁度三つ目のケーキを食べ終えた飛鳥が答える。
飛鳥「うん。やっぱり毎日やらないと意味ないしさ。
私は勉強がいまいちだから、部活はその分頑張りたいしね」
麻美「なるほど。
それじゃ、今日は私も付き合うかな。
塾もないし」
飛鳥「珍しいじゃない。
だったら今日は泊まってく?
明日は学校休みで部活は午後からだったよね?」
麻美「そうね……じゃあお言葉に甘えて。
とりあえず一度帰ってから行くから」
飛鳥「了解♪」
話もそこそこに店を出る。
まだ日は傾き始めたばかりといった感じだ。
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