初めての肝試し

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初めての肝試し

小学校低学年の頃、前の章の話しの家に住んでた時、霊園の近くの川沿いの舗装もされていない道で自殺がありました。いつも遊び慣れてる土地での自殺。ショックと同時に興味本意もあり、友達数人と現場へ。何しろ、第1発見者も近所の友達だったのです。その川は霊園沿いの小道の横を流れる小さい川で、行ってみると警察は帰った後でしたが大人達数人が残ってガヤガヤしてました。大人達に聞いた所によると、何やら大人の男性が自ら灯油をかぶって火を着けたらしいとか…。熱さに耐えられらくなった時の事を考えて、川の近くで自殺を決行したのか…それは不明です。ふと気付いて地面を見ると、人の形のマーキングの様なものが…。そこで倒れてたと言う事だろうか。そして、多数の血痕も。血痕には、ピンクの粉の様な物がかけられていました。壮絶な雰囲気と、何だか生き物が焼けた臭いに参ったオレらは帰路につきました。オレらを始め事情を知ってる地元の人が、この時以来夜遅くにその場所を通る事は極力無くなりました。
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