プロローグ

2/2
前へ
/73ページ
次へ
    瀬戸内海に浮かぶ三日月型をしたある島、初音島。     本土とは橋で繋がってはいるが、本土の人間からは『辺境の島』と呼ばれている。     この島には、昔から不思議な伝説があった。     願えばかなうと言われている魔法の木、枯れない桜。     50年程前にはこの桜の木が一度枯れてしまったそうだが、現在はまた花をつけ一年中咲き続けている。     その枯れない桜の木に何かを望めば、必ず想いが形になる。 そんな不思議な言い伝え。     そんな不思議な島から物語は始まる。    
/73ページ

最初のコメントを投稿しよう!

51人が本棚に入れています
本棚に追加