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「そうね、雪月花隊が間に合わないなら仕方ない…。練習生を急いで基地に下ろして、私たちだけで国籍不明機の確認、警告を行いましょう。まゆきは練習生を連れて一時低空へ誘導。それが終了次第、こっちに合流して。チェリー・ブロッサム1、方位155、ヘッドオン!」
「チェリー・ブロッサム2、了解。練習生は2000フィートまで降下して基地へ戻れ!これは演習ではない。向こうに攻撃意志があったら、即撃墜されるぞ!」
まゆきは練習生たちを連れて降下していく。
「タリホー!国籍不明機編隊を視認した、これより警告する」
音姫が周波数を合わせる。
「こちらは西日本航空自衛軍です。貴編隊はウエストジャパンの領空を侵犯している、速やかに退去せよ。これが無視された場合、貴編隊に警告射撃を行う」
英語、中国語、韓国語、ロシア語の順で音姫が警告を促す。
基地のレーダー上で、国籍不明機と音姫達の機影が重なった。
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