青春メロディー

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無我夢中、だった。 やっと逢えるかもしれん。 それだけが俺を走らせた。 普段走ることなんて、めったにない俺が、逢いたい一心で非常階段を飛び出して屋上の階段を駆け上がっていた。 ―――バンッ!! 「はぁ…はぁ…」 久しぶりに走ると、やっぱり身体はついてこれず、だるさだけが残った。
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