青春メロディー

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その横顔は、絶対に切なげだったはずなのに。 彼女が俺の横を通り過ぎたときは、なにも浮かべない、まさに“無表情”だった。 「……あー…って、声出せるんなら出せよ、おれ。」 彼女がいない屋上で声を出してみたって、あなたにはもう届かない。 また、声かけられへんかった。
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