ブラウンの魔法

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――初めて交わった視線は、変わらず“無”だった。 「…………だれ、あんた」 声ひとつで心臓がありえんぐらいにバクバク言うて、ほんまに俺は病気なんかって思ってしまうほど。 「お、俺は…!1年の大倉、忠義って言います…!………神崎実咲さん、ですよね?」 「………そうやけど、」 すごい緊張する。 けど…なんか、心地いい。
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