第一話:テスト?なにそれ、食えるの?

7/19
前へ
/28ページ
次へ
そして、全ての授業を無事に終え、今は帰りのHRの最中な訳だ。 恵子「えっと、明日からテスト一週間前になりますぅ。全ての部活が休止になるのでぇ、皆さん、テスト勉強はしっかりして下さいぃ。それじゃあ、また明日ぁ。」 生徒一同「さようなら。」 と、言うわけで明日からテスト一週間前になる。 俺は授業は大半を寝て過ごし、家でも勉強何てしないのだ! そこ、馬鹿にして良いぞ? 慶一「取り敢えず、赤点は避けたいな…」 杏子「ねぇ、慶ちゃん?私んちで勉強しない?」 えっと、確か杏子は中学の時に一位二位を争う程の学力の持ち主だったな。 慶一「あぁ、俺も考えてたんだ。じゃあお前ん家行くぞ!」 杏子「じゃあ早速、れっつごー!」 と、えらく嬉しそうな笑顔をしやがる。 そんなに俺と勉強するのが嬉しいのか? ―――――――――――――― 所変わって屋上 かのこ「服部、何故すぐに報告に来なかったのかしら?私にも分かるように原稿用紙一枚にまとめて提出しなさい?」 服部「御言葉ですが、お嬢様があそこまで夢中になるような奴ですから何かあると思い、いつも以上に入念に調べ挙げていたのですから、多少は勘弁願います。」 かのこ「まぁ良いわ。それで……彼の事は分かったのかしら?」 服部「はい、こちらをご覧ください。」 と、服部は何やら文字の沢山書かれた紙12枚の束をかのこに渡した。
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

130人が本棚に入れています
本棚に追加