プロローグ:入学式

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まぁ、そんなこんなで入学式は無事に終わった訳だが…… ここ……………教室だよな?何で杏子は俺に抱き着いている?皆からの視線が痛い! 男子は俺を睨んでるし、女子は杏子を睨んでる。 慶一「おい、杏子さ~ん?」 ゴスッ!「むにゃっ!」 杏子「ちょっと慶ちゃん!?何で殴ったの?」 慶一「良いか?ここは教室だ!皆が見てるんだぞ?ほら、女子に至っては泣いてる奴だって……」 泣いてるだと!? 何か、泣いてる子かなりショックを受けた感じなんだが! と言うか杏子に至っては頬擦りを始めて来やがった。 早くとめんと。 ――――5分後―――― 慶一「はい、じゃあ復唱!」 杏子「グズッ……学校では抱き着きません……二度と…」 慶一「よろしい!破ったら……二度と口利いてやんないからな?」 まぁ、今日の所は反省してるみたいだから許してやるさ。 俺は杏子の頭を優しく撫でた。 慶一「ほら早く帰んぞ」 杏子「けぇいちやゃゃあぁぁぁあん!」 ダメだ! 早くも約束を破りやがった。 俺は約束通り、一時間口を利いてやらなかった。 何か、もの凄い勢いで謝って来たので今日は許してやった。
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