破壊・破滅

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破壊・破滅

シェイカーが使い物にならなくなった今、彼の中の一筋の光は消え… やがて暗黒の闇えと変わる それは光が届かない程の奥深く海底にある難破船のような物。 もともとそれはそこにはない物。 違う世界。そこにあってはならない物。 難破船は知っていた。ここは孤独で妙な静寂に包まれていて ここには居場所がない事を やがて長い長い年月をかけて難破船は無に変わる。 誰にもきずかれる事なく消えゆく運命なんだろう でもね、時々顔を出す奇妙な魚は知っていた。 難破船の奥の奥の寂れた机の上に 手のひらサイズの写真が一枚 不思議だね。その写真だけは綺麗にのこってるんだよ! ただ、何かは写っているのにどんなに明るく照らしたり斜めにしてみたり拭き取ったりしてもその写真に何が写っているのか見えないんだよ! 海底の難破船にな不思議な写真があるらしあぞ゛ 奇妙な魚の噂は次第に広い海に広まり やがて地上のカモメが盗み聞き カモメは空を渡って広い地上に広めて そしてあの人にも伝わって
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