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前言撤回!!
夢なら覚めろー!!
俺は自分の頬を平手打ちした。
『かっ海斗!?何してんだお前!!』
オヤジが俺の頬を撫でる。
「嘘だ・・。」
『何が?』
「痛い・・」
『そりゃそうだろ!』
「夢じゃねぇ・・」
『寝ぼけてんのか?!』
嘘だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
「明日で二十歳になるはずだったのに・・?」
『海斗?お前は6歳だぞ?本当大丈夫かぁ?』
オヤジが俺をスッと抱き抱えた。
は?!
「やっやめろ!おろせぇ!おろせぇ!!」
足をバタバタさせ暴れる俺はガキだ・・。
でも、なんか嫌なんだ。
こんなの、慣れてねぇ。
『かっ海斗!どうした!暴れるなって!』
父親がギュッと俺を抱き締めた。
「はなせぇーー!!」
『いやだよ~ん!!』
「バカ!お前はガキか!!」
『アハハハハ!海斗~、ガキはお前だろ~?!』
父親はふざけた感じで返す。
ヤッパリ一枚上手だ・・
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