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電車に乗ってからも、イチャつく俺達。
目の前のハゲ散らかしたオヤジがゴホンッと咳払い。
「あっ!迷惑っすか~?」
オヤジは目をキョロキョロさせる。
お前は挙動不審かって!
『やだ~海斗~!やめなよ~!オヤジ、キョドってんじゃん?!キャハハハハハ』
蘭の笑い声と俺の笑いに電車内の皆の視線が突き刺さる。
痛くねぇぇしぃ?!
『君達は、マナーと言うものを知らないのかい・・・?』
汗ダラダラじゃん?オッサン
「んなの、語る前に汗拭きやがれ!」
俺はオヤジのハゲ散らかした頭をチョップした。
『なっ何するんだね!!君は!!失敬な人だ!!』
更に汗ダラダラなオヤジ。
「はいはい。すんまっせんなぁ?」
俺達はオヤジに手をふり電車を降りた。
『も~!海斗チョーうけるんだけど!オヤジの汗きたねぇし~』
蘭はゲラゲラ笑っている。
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