始まりを告げる風

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テイルスとエミーが頷くのを確認してオレは再び走り出した。 オレたちが今なにをしているかと言うと… エッグマンから通信が入ったんだ。 『また世界制服しちゃうよーん! 今度という今度はソニック!貴様にも太刀打ちはできん! 覚悟するんじゃな! ホーホッホッホッ!!』 そんな言葉を聞いて黙っているオレじゃない。 暇つぶしがてらエッグマンの世界制服を阻止しようってことになった! でも、やっぱシャドウを探すのが最優先だ。 エッグマンの世界制服はその片手間! 待ってろよ、シャドウ!! んで、ここはGUNの基地周辺。 エッグマンを探してるんだが、アイツなかなか居ないんだ。 テイルスにも手伝ってもらって、空からも探してる。 必ず見つけてさっさとかたづけてやるぜ! 「今日も来られませんでしたね」 「あぁ」 レインは長椅子に座って、教会の入口を見つめていた。 今日もソニックは現れなかった。 僕としては、最近はこんな暮らしも気に入っている。 街に出て、日の当たる道を歩き、教会で入口を見つめながら彼女と話しをする。 退屈な毎日よりはずっといい。 α
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