始まりを告げる風

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「おいー、客に聞こうとしたら逃げたじゃーん…どうするよ、NO.3」 トラの姿をした黄色い髪の男が煙から出てくる。 NO.3「NO.1、どうするかはオレじゃなく、お前が決めるんだろ」 軽い感じの声に落ち着いた声が返される。 もう一人、今度はサメだろうか、水色の髪の少年が姿を現した。 NO.1「はいはーい、じゃ…熱血のNO.2くん? そこにいる二人に話しをきいて」 NO.2「オレがか!? NO.4!お前が聞け!!」 NO.4「えぇ!?僕ー!?」 イノシシのようだが、髪を一つにくくった青年。 続くように茶髪のモグラが姿を現す。 この四人、ふざけているようだが、妙な力を感じる… レイン「音楽グループの…」 シャドウ「なに?」 レインの呟きで彼らが今日、人気を集めていた音楽グループだとわかった。 NO.4「ねぇねぇ、そこのお二人さん」 声をかけてきた奴に僕とレインは返事を返さない。 だが、たいして気にすることなく彼は続けた。 NO.4「キラキラ光るエメラルド、見たことない?」 その言葉に、僕はレインの手をとって、教会へと駆け出した。 カオスエメラルドだ。 あの四人組は探しているのは… α
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