53人が本棚に入れています
本棚に追加
「オレはナックルズ・ザ・エキドゥナだ」
そう挨拶するとナックルズはキョロキョロと辺りを見渡した。
「どうした?」
気になったシャドウがナックルズへ訪ねる。
「いや…もう二人連れて来たんだが…」
「ナックルズー!!!」
いきなりの叫び声にナックルズはビクリと反応を示して固まった。
シャドウとレインが後ろを振り返ると女の子が二人、怒ったように立っていた。
「もうっ、なんで先に行くの!?こーんなか弱い女の子を二人置き去りにして行かないでよ!!」
「どこが『か弱い』だよ…」
「なんですって!?」
ナックルズに詰め寄った、ピンクの髪の毛のハリネズミ、彼女
エミー・ローズ
はシャドウに気が着くと「あぁ!!」と声を上げた。
「シャドウ!シャドウがいる!!無事だったんだ!よかったー!」
一人で喜んで、エミーはその場飛び跳ねている。
「シャドウなんだから、当たり前じゃない」
後ろからゆっくりと歩いて来たのはコウモリの女の人
ルージュ・ザ・バット。
「君も居たのか」
「あら、懐かしいじゃない。
一か月ぶりよ」
確かに、この四人が揃うのはあの事件から一か月ぶりで皆それなりに嬉しそうだ。
レインはその後ろの方で微笑みながら見ていた。
仲間というのは、友というのは、なくてはならないものだ。
そう、思った。
α
最初のコメントを投稿しよう!