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からだ
もっと壊していってくれて良かったのに
生暖かいキズ後は妙に
痛みを訴えるから
息が絶えるほど
壊して欲しかったのに
優しいんだね
でも残酷だ
こんなにも痛いなんて知らなかった
息をすることが
こんなに力のいるものとは思わなかった
痛みを感じる自分は
何故か生き物なんだと自覚した
生きてると思った
どうして生きてるんだろうね
みんなこんなにも痛いのに
“生きたい”なんて
叶えられないことも知ってるのにね
強がる君が強く見えなくて
小さく見えた
知ってるつもりだった
君が強くないこと
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