☆星空の下で…

2/3
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/10ページ
小さな頃の記憶―… 「ヒロ、みてぇ~‼」 優しい母に抱かれ、見上げた星空。 無数に星が散りばめられていた。 幼いながらも心が震え、涙してしまった。 「みてみてっ😆  ヒロ泣いちゃったよ🎵」 父は僕の頭を撫でながら、 「ヒロの涙が星になって流れてるんだよ」 僕は溢れる涙を拭い、また星空を見上げた。 右から、左から… あちらこちらで、星が流れていく。 「流れ星が消える前にね、願い事をいいきれたら、叶うんだよ✨」 この時、必死で祈った。 「お母さんが、早く元気になりますように…」  
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!