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小さな頃の記憶―…
「ヒロ、みてぇ~‼」
優しい母に抱かれ、見上げた星空。
無数に星が散りばめられていた。
幼いながらも心が震え、涙してしまった。
「みてみてっ😆
ヒロ泣いちゃったよ🎵」
父は僕の頭を撫でながら、
「ヒロの涙が星になって流れてるんだよ」
僕は溢れる涙を拭い、また星空を見上げた。
右から、左から…
あちらこちらで、星が流れていく。
「流れ星が消える前にね、願い事をいいきれたら、叶うんだよ✨」
この時、必死で祈った。
「お母さんが、早く元気になりますように…」
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