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その少女は小さな鳥を
飼っていました。
その少女は小さな鳥を
とても大事にしていました。
ある日少女は小さな鳥が
窓から空を見ていることに
気づきました。
「コトリよコトリ
空を見上げて
どうしたの?
カゴから出たいの?
羽ばたきたいの?
ごめんね ごめんね
気付かなくって
ハイ ドウゾ
羽根があるから
飛びたいと
ジユウを願って
しまうのだものね
羽根がなければ
そんな馬鹿げた
ユメなんて
利口なアナタは
みないでショう?
大丈夫 ダイジョウブ
わたし ハ ずっト
ココに イルカラ
アなタ ノ ソバに
チャンと イルかラ
アンシンシテ ネ 」
(歪ンダアイジョウ、歪ンダカタチ。)
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