はじまり。

2/2
4人が本棚に入れています
本棚に追加
/28ページ
       その少女は小さな鳥を  飼っていました。  その少女は小さな鳥を  とても大事にしていました。  ある日少女は小さな鳥が  窓から空を見ていることに  気づきました。       「コトリよコトリ  空を見上げて  どうしたの?  カゴから出たいの?  羽ばたきたいの?  ごめんね ごめんね  気付かなくって    ハイ ドウゾ    羽根があるから  飛びたいと  ジユウを願って  しまうのだものね  羽根がなければ  そんな馬鹿げた  ユメなんて  利口なアナタは  みないでショう?    大丈夫 ダイジョウブ    わたし ハ ずっト  ココに イルカラ  アなタ ノ ソバに  チャンと イルかラ    アンシンシテ ネ 」           (歪ンダアイジョウ、歪ンダカタチ。)
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!