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鈴木さんと入れ代わる瞬間に、鋭い視線を感じ彼女を振り返ると、高いヒールを鳴らして角を曲がり、既に姿が見えなくなっていた。
何だろう……?
今、睨まれた気がするけどあたしの気のせいかな……。
あたしは首を捻りながら、しかし気を引き締めて彼女がやっていたように斜め45度を心がけお辞儀し、社長室へと足を踏み入れた。
このときのあたしはこの扉の向こうに、何が待っているかなんて想像もしていなかったんだ
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