第一話

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東一局、青年は南家だった。親はもちろん師匠だった。次の瞬間、青年の前ですばやいさまがおこった。それは左手芸だった。青年は見てみぬふりをしながら牌をつもった。「来た!」青年は思った。運がいいのかすでにインシャンテンだったのだ。一打目青年のつもる手が震えた。見た瞬間青年は驚いた。なんとテンパったのだ。そして、すぐ九萬をきってリーチをかけた。すると、対面の奴が笑いながら言った。「ロン」とオープンしたとき青年はあ然とした。国士無双だ。終わったと思った。すると師匠が言った。「頭はねだ」とオープンしたらただの満貫であった。青年は汗ふきながら言った「助かった」と。師匠は助けてくれたのだ。青年はここからどうやって逆転してゆくのか。
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