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未来と過去
人の思い出とはこういう形でできていくのだろう
頭ではそう思う
心では寂しく思う
でも、思い出すのも少なくなっている
君を好きだった気持ちも薄れていく
そのことに気づき
また寂しく思う
この先色んな出会いがある
もっと好きになる人が現れて
今の寂しさは忘れていく
頭ではそう分かっている
だから今、よけいに寂しく思うんだ
あんなに好きだった君
あんなに幸せだった日々
もう思い出になんだ
人より少し
もの寂しい春を迎え
ため息がまた一つ
そしてまた
新しい出会いに
少しだけ胸踊らす僕が居る
人間ってこんなものなのだろうか?
考えてもきっと今は変わらない
だったら
僕は、前に進もう。
前がどっちなのか分からないけど
一歩を踏み出そう
そうすれば春の風が頬を撫でる
ゆっくり
僕を前向きにしてくれるんだ
少しでいいから
前向きに生きていこう
きっといいことはあるから
いつかきっとね
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