人生の転落

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2002年の冬 ある1人の男が 人生の転落を経験した その男の名前は鬼面夜叉 そう…俺です 鬼面は五年前暴力団 関係の仕事をしていた 普通の一般人より 多少貰っていたのだけど まさかの鬼面の兄貴ブン の傷害…… 兄貴は捕まってしまった 鬼面は色々人には 言えない位の事を していたから すぐに狙われた 兄貴がいない今は 鬼面を拉致るチャンスだからだ 鬼面は何も持たずに ただ自分の家を夜逃げ した…… 深々と降り続ける 長野の雪景色…… 俺は家に金も貯金も 置いて行って たった一つのカバンを もって逃げ出した 久しぶりに来た… 花の大東京 変わったなぁ…と 思い俺は仕事を探した だけど身分証明も 無くした俺には仕事が 見つからなかった 今更……東京にいる 母さんの所には戻れない 俺は自分が持ってる 投げ遣りのお金で マンガ喫茶で泊まったり 1日1日を過ごした 仕事も日払いのバイト 程度なら身分証明も 必要無かったので その場しのぎで 頑張ったそして…… 俺の人生の転落が始まった …でも 人生の転落でもあって 楽しい人生でもあった 俺はたまたまある川崎の ゲーセンに行った 少し遊んで行くかと思い アクションゲームを やっていたら 1人の少年がゲーム機に 寄り添って眠っていた 金髪でロン毛のヤンキー風の男だった 何故ここで寝てるんだ? と思い不思議に思った まさかこの男が 同じ人生転落を味わった 刹那だとは知らずに †続く†
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