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俺は川崎のある
ゲーセンでまだ
幼さが残ってる少年を
見つけた
俺は何でゲーセンで寝てるんだと不思議に思い
このゲーセンを後にした
その子を見つけて
2ヶ月先……
ゲーセンのコミュニケーションノートに
俺が何か書いたら
返事が帰って来ていた
今度一緒にやりましょう
……刹那より
刹那?本当に名前が
刹那なのかと思い
一人でクスクス笑った
それからノートでの
絡みが2ヶ月位続いて
刹那に会えるチャンスがきた
ノートに窓の開けて
みてごらん…
と書かれてた
だから鬼面はノートの
前にある窓をそっと
開けた
窓を開けた瞬間‼
気持ち悪いオッサンが
洗濯をしている光景
だった……
まっまさか刹那っと
思って声をかけようと
したのだが………
勇気が無かった(笑)
俺はさすがに刹那じゃ
無いだろと思い
ゲームをやっていたら
数分後また一人の
男がノートを見て
窓を開けた
見た瞬間鼻で笑って
帰ってしまった
その窓を開けた男も
このドン底生活に
苦しむことになる事など
俺は知るよしも無かった
数日後…ゲームを
やっていたら
ある人が突然乱入‼‼
鬼面と一緒に
ゲームを終えた時
乱入者が鬼面に話し掛けた
上手いッスね
初めまして刹那ッス
そう刹那だった
あのゲーム台で寝ていた
奴が刹那だったのだ
まだ新しい感じで
くっきり残ってる
年少リング…
鬼面は一発で分かった
コイツ捕まって
釈放されたばかりだなと
鬼面と刹那は話も
あって凄く仲良く
なった
しかし刹那の目は…
ずっと死んでいた
生きてる目じゃ無い
精神的にもボロクソ状態
完璧に目が冷めていた
鬼面も同じ……
大人なんて…信じられ無い
鬼面も同じ冷めた目を
していた
刹那過去は…父親が母親を
殺害して父親が捕まり
母親は死んでしまって
刹那は家も無く
18歳という若さで
家も何もかも失っていた
鬼面と刹那は今までの
幸せを取り戻すかの用に
兄弟の様に助け合った
そして…鬼面と刹那の
半年間住む所が…
鶴見川の橋の下
鬼面と刹那は鶴見川の橋の下で
芋を焼き半分に分けて
笑い会って食べた
鬼面と刹那は徐々に
生きるという事を考え始めた
オレらはゴミじゃねぇ
絶対はい上がってやる
オレらを見て笑ってる
糞共…絶対アッっと
言わせてやるよっと
思いながら
死ぬ気で乞食からはい上がろうとした
二十歳少年と十八歳の少年
二人は芋を食らいながら
寒空の星の下で一夜を
過ごした………
†続く†
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