184人が本棚に入れています
本棚に追加
深夜の逃走劇
…路上
警察のサイレンが拡声器の声と共に辺りを響き鳴らし、暗闇を照らす
その車の先には黒色のロングコートを羽織り、中型バイクに乗って走る少年…
「止まれっつってんだろ！クソ餓鬼!!!」
「やかましいヒステリ女！さっきから急ぎの仕事があるって言ってんだろうが！」
「そんな嘘がまかり通ると思ってるの！」
「だからギルドの仲介場に連絡して確認とれや！『GHOST』って言えば判るって何回言わせんだ！」
「ハハハハ！バーカ！ギルドは二十歳以上からじゃないと活動許可はおりない事になってる！見た目で判るんだよ中学生！いいから止まりなさい！」
「税金泥棒が！自分の判断で勝手に捕まえようとしてんじゃねぇよ！こっちは依頼で忙しいんだ！」
「いいから止まれ!!」
「だったら地震でも起こしてみやがれ！」
最初のコメントを投稿しよう！