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「桜がきれいですなぁ……。
おっ新入生。今の俺には眩し過ぎる」
などとブツブツ縁側のじぃちゃんみたいなことを呟く。
そんな俺を見る平成チルドレンの視線は冷たかったが全く気にせずに、ついこの間まで裸で寒そうにしていた大学の桜並木を歩いていた。
「いったぁぁあああ!!!!」
突然、背中に激痛が走った。
奇声をあげた俺を見る彼、彼女たちの視線は、さらに冷たさを増したような気がする。
その視線は正解だ。
ぶつぶつ言ってたヤツが、いきなり奇声を発したら俺でもかわいそうな人認定を下すね。
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