第3章―楽しい授業?―

14/14
284人が本棚に入れています
本棚に追加
/206ページ
「始め!!」 クレアの声で試合がスタート。 するとマチルがいきなり消えた。 (風の付加魔法かよ!いきなり飛ばすねぇ!!) エグゼクはそんな事を考えながら横に避けると背後からマチルが現れた。 「かわすとはやるね!でも甘いよ!!」 するとエグゼクの上から電撃が落ちてきた。 ズガ~ン。 ブチッ!! 「ブチッ?なんだ今の音は!」 マチルは不審な音を聞きエグゼクの方を向くと 「は~い、完全にぶちギレました。覚悟しろやマチル!!」 そこには今まで見たことない顔をしたエグゼクが立っていた。 シュアッ!! エグゼクはマチルよりも数倍の早さで消えた。 (まさか俺と同じ!?) ガシッ! 「お前と同じ魔法と思うなよ!」 消えたはずのエグゼクはマチルの頭を掴みながら話しかけていた。 「お、お前何者…だ」 マチルは声を出すだけで手一杯といった感じだ。 「死ね!」 エグゼクの目に殺意がこもった瞬間 バシッ! クレアが割り込みエグゼクの手を払った。 「勝者エグゼク!」 クレアがそれを言った時にはマチルは床に倒れていた。 「各自、教室に戻り自習だ!私はマチルを保健室に運ぶ!!」 それだけ言ってクレアはマチルを担ぎ上げ武道場をあとにした。 他の生徒達もクレアのあとを続き出ていった。というよりエグゼクを恐れて逃げた!が正しいだろう。 (クソッ!俺は一体何をしてるんだ!!) エグゼクは自分のしたことに気付き悔やんでいた。 そして1日が終わってしまった。
/206ページ

最初のコメントを投稿しよう!