第4章―そして運命は動き出す―

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そして教室ではエグゼクが実技授業でやってしまった事をクレアはクラスの皆に説明していた。 「あの動きは光の魔法の最上級の代物でな、瞬間移動みたいな能力だ!」 クレアの説明途中でエグゼクはフラフラと何処かへ行ってしまった。 「そしてマチルを一撃で黙らせた魔法は古代魔法だ」 クレアがそういうと教室全体がざわめき始めた。 「先生!そ、その古代魔法の効果は?」 ある男子がクレアに質問をした。 するとクレアは表情を悩ませて考えていたが、ついに口を開いた。 「効果は、相手の存在そのものをこの世界から消すことだ」 クレアがそういった瞬間、教室中が騒ぎ始めた。 「静かに!ただし副作用もある成功した場合、使用者は死ぬ!!」 クレアの思いもしない一言に皆が黙り込んでしまった。 沈黙が続くなかユラがそれを破った。 「先生!その魔法は成功したんですか?」 この状況でもっともな質問だった。 そしてクレアは一言。
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