第4章―そして運命は動き出す―

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「成功する前に私が止めたよ。」 その言葉に皆がホッとしてるなかユラだけが気付いていた。 エグゼクが居ない事に。 一方消えたエグゼクは黒の十字架の隊長室に居た。 「エグゼク!報告は聞きました。あんな形で逃げてよかったんですか?」 エルマがエグゼクに問う。 「仕方がないです。古代魔法まで使った自分に正体を隠す自信がありません」 エグゼクの言葉にエルマは少しだけ頷き口を開いた。 「よろしい。エグゼク=ベザリウスはこれより学校護衛の任を解く!なお、学校護衛の任務は他の者に継続させる事にする。以上!!」 エルマの言葉にエグゼクは正直驚いていた。 そんなエグゼクに対しエルマが口を開いた。 「仕方がないでしょ!でも任務禁止令は解かないから武器でも手入れしときなさい!!」 エルマはいつもみたく笑いながらエグゼクに言い聞かせた。 「了解です!隊長殿!!」 エグゼクの言葉に少し力を感じたのでエルマはホッとしながらエグゼクを見送った。
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