第4章―そして運命は動き出す―

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「隊長!あんな事でよかったので?」 物影から副隊長が現れる 「あら、遅かれ早かれこういう運命だったじゃない!まぁ少し早かった気もするけど」 エルマもやはり気にしていたのか俯いていた。 「はぁ、学校護衛は誰が?」 副隊長の言葉にエルマはニコッと笑い 「あなた!!」 副隊長を指指した。 「はぁ~、了解です!」 副隊長はため息つきながらトボトボと消えていった。 エグゼク自室に戻り寝そべっていた。 (これでよかったんだよな) 自分にそう言い聞かせているエグゼク。 そうしてエグゼクの短すぎる学園生活に終わりが告げた。 それから2日後 事態はいきなり動いた。 黒の十字架本部、大聖堂にメンバー全員の招集がかかったのである。 「皆、モニターを見るように!これは今日の全国放送で流れた映像だ!!」 エルマの声に皆がモニターを見る。もちろんその中にエグゼクの姿もあった。
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