第4章―そして運命は動き出す―

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「一番隊、及び二、三、四、五番隊は隊長であるエルマの指揮で城の護衛に向かう。それ以外の隊は学校の護衛に向かうように」 エグゼクは耳に届いた指令を聞きエルマの元に走った。 「隊長!なぜ自分が城の護衛なのですか!?」 エグゼクはエルマに会うなり問い詰めていた。 しかしエルマは 「戦場に私情を持ち込まないで!私達はあくわで国王を優先に守るのよ!!」 エルマの言ってる事は確かに間違ってはいなかった。しかしエグゼクは 「でも、あの学園は!!」 エグゼクの気持ちもわかるがエルマは心を鬼にして 「それでも、これは命令なの!わかってちょうだい!!」 エルマの悔しそうな表情にエグゼクは何も言えなかった。 そしてエグゼク達はコートを羽織り城に向かった。 ビビッ! <こちら一番隊、所定位置に到着!> エグゼクの一番隊は変わっていて彼一人だけであった。 ピピッ! <確認完了!その場で待機せよ!!> <了解!>
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