プロローグ・見た目はかなりのロリ少女

4/17
2839人が本棚に入れています
本棚に追加
/146ページ
蓮「それじゃあ、行ってらっしゃーい」 親を送り出す子供のように手を振っているが、相手も見た目幼女の為、まんま『おままごと』のようである。 桜「行ってきます」 桜は蓮に手を振り返してやり、外に出た。 一瞬眩しさに目を細めるも、すぐに慣れてしまい、空を見上げる 空は雲一つなく、快晴だった。 桜「暖かくなりそうだな」 グッと伸びをしながら通学路を歩くと、急に視線を感じて辺りを見回す。 そこには誰も居らず、訝しげに首を捻る。 桜「誰もいない……おかしいなぁ……確かさっき視線を感じたのに」 しばらくその場で考え込む。 導き出された答えは気のせい。 そんな訳で気を取り直して、緑一杯の通学路を一人歩き出した。 通学路の横には市道が有るが、朝は車の通りが少ない為、静かだった。 桜「にしても静か過ぎだなぁ」 不思議に思った桜は、右腕にはめている時計を見る。 8時17分……。 始業時間は8時20分。 桜の居る場所から、学校は歩いて10分はかかる。 桜の顔がみるみるうちに青ざめた。 桜「……っ!!」 そして、桜は走り出した。 桜「マズい!こんな事なら考え込むなんて柄じゃ無いことしなきゃ良かった!」 朝の物静かな通学路に、桜の言葉と、地を蹴る音だけが響く。 桜「まぁぁぁぁぁにぃぃぃあぁぁぁぁぁぁえぇぇぇぇぇ!!」 陸上選手もびっくりな速さで猛ダッシュしたかいがあり、ギリギリの時間で校門をくぐり抜けることに成功する。 が、桜の目の前に一人の女子生徒の姿があった。 桜は減速して、その女子生徒との接触事故を避けるために回避行動をとった。 しかし、 桜「ぬあぁっ!!」 突然の回避行動に対応しきれなかった、桜の両脚がもつれ、盛大にすっころぶ。
/146ページ

最初のコメントを投稿しよう!