第2章 六月の雨
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よりによってそんな位置に給水タンクがあったのだ! ゴンツ! 前頭部をタンクに思い切りぶつけた私は 思わず目の前に火花が散り 足の痺れもありよろめいた! しかも運の悪いことに 立ち上がった時にあげたズボンが 両手を離し頭を抑えたため 引力の働きにより再び膝下までずり落ちてしまったのだ! 「加速度」
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