第2章 六月の雨

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「ダメ! そんな気持ち悪い猫! 捨ててきなさい!」 お母さんは子猫を見るなり のりくんに言いました 「あそこに捨てたら田んぼに落ちて死ぬよ」 のりくんは 泣いて頼みましたが お母さんは許してくれませんでした 「捨てて来ないなら 約束の自転車は買ってやらんよ!」 その一言でとうとうのりくんは諦めて 泣きながら子猫を元の場所に戻しに行きました …               「風の篝火」image=166541408.jpg
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