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高校の卒業式にずっと好きだった同じクラスの夏美に体育館裏に呼ばれた。
夏美は頬を赤らめ僕の目を見つめる。
僕も彼女の目を見つめ返した。
「秀斗くぅん…」
甘ったるい声で僕の名前を囁く夏美。
僕の心拍数は上がる。
彼女は意を決したように口を開く。
「私…秀斗くんが好き!初めて入学式で出会った時からずっと好きだったの!これから私とずっと一緒にいてくれませんか?」
彼女はまるで泣きそうな仔犬のような目で僕を見つめる。
一生懸命愛の告白をする彼女に、僕は微笑みながら
「もちろん。だって俺も夏美が好きだから」
と、答えた。
二人はキツく抱き合い、キスを交わした。
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