ねぇ

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4月のこと、 夜あいつから電話がきた。 普通に話すんだけど、どこか様子がおかしい… 「どおしたの??」 『何が??』 「何となくだけど元気ないから…何かあった??」 『…女の勘って怖ぇ』 「どうした??」 あいつは話しだす…。 あたしにだけ弱い部分を見せるから、 守ってあげたかった… 『ねぇ…隣来て??』 「えっ??」 『何でもない』 聞き間違いじゃない。 今は、あたしを求めてる。行かなきゃ… 今一人にさせちゃいけない ううん… あたしが一人にさせたくない…。 行かなきゃ!!! それが初めてお家に行った日の出来事。 その日、あたしは最大の禁忌を犯したんだ。 この日から、 運命の歯車は動きだした。 それはあたしにとって一番辛い道で…
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