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…in WC
どうしよう…
警察呼ぶ?
でも、そこまでことを大きくしたくないし…
でも、やばいよね?
呼んだ方がいいよね?
もう、頭の中がパニック状態だ。
ブゥーッ ブゥーッ
Σビクッ
なんだ、携帯か…
ポケットの携帯をとった。
電話だ…(マナーモード切り忘れたから、わからない。)
…【 パパ 】
銀さんからだ。
慌てて通話ボタンを押した。
銀『もしもし、蜜?』
蜜「………ぅん。」
いつものうざったい声が安心する。
銀『どうしたの蜜?泣いてるの(°o°;;?』
蜜「…えっ?」
銀さんに言われて鏡を見る。
本当に泣いてた。
安心したから流れた涙…。
すごいな、なんでわかったんだろ…
銀『なんか、辛いことでもあった(´Д`;)?』
ものすごいオロオロしているのがわかる。
蜜「違うの…ひっく。安心したからなの…っ。あのね…ひっく、助けて…紅霞と…っ、麻吏阿がね…っ、酔ちゃって…犯されそうなの…っ。」
ボロボロと涙が出て来る。
ちっさな子供見たいに途切れ途切れの単語。
銀『うん、わかった。蜜は大丈夫なの?』
蜜「う、っ…うん。」
慌てずに落ちついて聞いてきてくれる銀さんが、初めて大人だな、と思えた。
銀『場所は何処なの?』
蜜「うんとね、学校から10分ほど歩いた…ップチ。」
電話が、切れた…。
私が切ったわけじゃない…
銀さんも切らない、…切るはずがない…。
私と銀さん以外の誰かによって…
…切られたんだ、
何と無くわかる。
…背後に
…誰かいる。
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