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『何考えてんのよ!!』
電話に出た瞬間、怒られたオレ。
そりゃ、言わなかったのはまずいと思うけど…
いきなり叫ぶなよ…。
キーンときた耳を押さえて、
オレはとりあえず笑った。
「まぁまぁ、落ち着けって」
『落ち着いていられるワケないでしょ!?
あんた今、どこにいんのよ!!』
「…FIRST?」
『そこで待ってなさい!!』
「え?だってがっこ─」
『早退に決まってんでしょ!!』
早退って…そんな元気なのに通用すんのか?
強引に電話は切られ、
朝斗と二人で顔を見合せる。
苦笑するしかなかった。
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