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そして、レイズ自身も
『ユグドラシルの根』の近くの『お仕置きの穴』に身を隠すつもりでいた。
これが彼なりの罰であり、これ以上死者を出さないためでもあった。
食料は水と樹の根っこだけ。
しかし、根っこは食料になりそうもない。餓死、というのも悪くないなと彼は考えていた。
「これが自分への戒めだ」
皆焼け死んだのだ。
一瞬で。
自分が苦しむのは当然のことだと、彼の心は言っていた。
「皆、許してくれ、なんて言うつもりはないからね」
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