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あれから何日経っただろうか。
ここには何もない。真っ暗な世界。
身体は汚れ、腹は減り、本当に右も左も分からなくなった。
「俺は……そうだ、レイズだ」
自分の名も忘れかけるほどに衰弱していた。
僕も、もうすぐそっちにいくよ。
だけど、みんな許してくれるかな?
どうだろう?
あんなことをしてしまった僕を、あっちで受け入れてくれるだろうか?
眠ることはできたが、夢の中でも罪悪感は消えないでいた。心にしっかりと根付いている。
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