29人が本棚に入れています
本棚に追加
/17ページ
フェレットの気持ち。
両手で離さない理由はこれだった。なんとか助けてほしいとの切望だつたのだ。
シャンプーをしてまた驚いた、別の意味で。
毛が輝く。毛色は白ではなくプラチナの輝きだった。しかも黒だと思っていた目は瞳だけ赤だった。
調べて判った事だが、当時は珍しい、プラチナ、またはマークドホワイトと言う毛色だった。
お迎えして数日、病院で診察してもらい、耳ダニの駆除と抜糸をしてもらいました。しかし牙に関しては、どおにもならないと言われた。また長い間抜糸がされていなかったので、腹部の感染があるかもしれないので注意する様に言われた。
この子は、どんな気持ちで飼い主になる人を待っていたのだろう。
周りはうるさい鳥だらけ、しかも小さく汚いカゴの中、牙を折られて歯は痛く、お腹の縫い目から血がでて痛い。好きなダンスもできないし、走り回ることなどできやしない。毎日、食べて、寝るの繰り返し。
産まれて数週間でママと離れて、恐い手術。故郷を離れて、こんなに遠く、ジメジメした国に一人ぼっち。
やっと手をさしのばしてくれた人がいる。人間だったら、狂っているかもしれないですね。
フェレットは産まれて2~3ヵ月の間に辛い経験をして、日本まで来ているんです。
最初のコメントを投稿しよう!