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やがて亜子も成長し、5歳になるころにはナルの後ろばかりついて歩いていた
小学校高学年になったナルは毎日を忙しく過ごしていた
夕飯を食べるとテレビを見るためだけに亜子の家を訪れた
慎二と亜子
ナルと令二
子供向けの番組は必ず4人で見る
「別々に見るより楽しいとさね、おばちゃんよかやろ?」
ナルは何かお願いをするとき、いつも顔をくしゃくしゃにして笑う
その顔を見ていると誰も帰れとは…
言えるわけがないのだ
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