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「しんちゃんのいぢわる…」
亜子は食べ残したおやつの前にじっと座り込んでいた
「ただいま~」
ナルは時々学校からそのまま亜子の家に来る
「あ!饅頭いらんと?いっただきま~す」
そう言うと亜子の食べ残しを口へ放り込んだではないか
「ナル?おいしい?」
「おいしいよ?なんで?」
「しんちゃんは汚いって言うもん」
「慎二は馬鹿だなあ、おいしいのに」
けらけら笑うナルを見ていると亜子も笑うしかなくなってしまった
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