輝ける子供時代

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「チイちゃんのやけどを冷やしてあげよう」 ナルは人形の焼けた腕を水につけ、丁寧にタオルで拭き取っていく その姿を見ていると亜子は泣くのを忘れてしまった 「あとは包帯を巻いて…ハサミでチョッキン、さあ!手当て終わったよ」 亜子の顔には嬉しさが溢れた さっきまで泣いていた同じ顔が笑ったわけだからぐちゃぐちゃの笑顔である 「ナルありがとう!」
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