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ほどなくして掃除の時間になり児童逹は校内に散ってゆく
保健室の当番の児童が異変に気付いた
教師の知らせを受け戻った校医に駆け寄る
「先生…あの子動きよらんよ…」
慌ててナルの腕を取る校医
脈はなかった
心肺停止、しかも停止してどのくらいの時間が経ったのかわからないという絶望的状況
「誰でもいい!先生ば呼んできて!」
児童にそう言うと校医はナルに馬乗りになり蘇生を試みた
「がんばれ!がんばれ!」
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