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亜子はいそいそと靴を履いている
「ほら!慎二もいくよ!」
「よか…いかん…」
何が起きたのか理解している慎二はぐちゃぐちゃの顔で泣いていた
「しんちゃんの泣き虫!」
亜子は慎二に向かって舌を出した
「馬鹿か!なんもしらんくせに!うっ…うあ~」
母親は先に亜子を連れナルの元へ
「お母ちゃん、お花がいっぱいあるね」
玄関を通ると大きな木箱があり、その脇でナルの母親が畳に頭をこすりつけていた
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