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3人はぼんやりと考えていた
それぞれの子供逹があの秘密基地で遊ぶ姿を
「また集まろうな…」
慎二が沈黙を破る
「そうだね…」
亜子も答える
「子供産まれたらみにきて、あ!お祝いもね」
令二が茶化す
同時にナルの遺影に目をやる3人
ナルはあの頃のままの姿で笑っている
ナルは永遠の11歳だ
それでも永遠に
ガキ大将ナルは3人の兄である
「ナル…大好きだよ…」
亜子は2人に聞こえないようにつぶやいてみた
それから明け方まで
3人は思い出話に花をさかせた
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