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その事が分かったのは、あの事の数日後だった。久信に呼ばれ、校舎屋上で話をしていた時だった。
「ねぇ龍ちゃん。」
「何だよ。」
「俺実は、親父が極道してるんだ。」
「んで?どうしたんだ?親は親、子は子だろ。俺はヤクザは嫌いだけど、極道は好きだぜ。」
「ありがとう。こないだの件で、親父が龍ちゃんの事気に入ったらしくて、一回飯に呼べって言ってるんだ…」
「いいよ。」
「ありがとう。」
と久信は、パッと明るい顔に変わった。
しかし、まだ何かを隠している感じがした龍一は、ストレートに聞いてみた。
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